大牟田のお土産選び、お手伝いします!

突然ですがみなさん、お土産ってどう選んでます?
せっかくなら、その土地ならではのひと品を選びたい…!

でも、いざ探してみると沢山あって悩むし、パッケージに惹かれて買ってみたら「全然“ならでは”じゃなかった…!」なんてことも…。
どうせ渡すなら、もらった人が嬉しくて、渡す自分もちょっと得意になれるお土産を。

そんな欲張りを叶えてくれるのが、大牟田の事業者と地域の魅力を伝えるショップ「&LOCALS」がタッグを組んで開発した、“自慢したくなる大牟田土産”たち。

2024年から始まり、これまでに計12商品が開発・販売されてきました。そして、3年目になる今年も新たなお土産を開発中で今から完成が楽しみです♪
ということで、この企画ではそんな大牟田土産の「こだわり」や「開発の裏側」をご紹介。

第一弾は九州を代表する名産のひとつ、高菜漬け!
作り手は、高菜一筋110年の老舗「オギハラ食品」です。
全国の大手外食チェーンやコンビニなどにも高菜漬けを届ける、まさに高菜のプロフェッショナル。
あなたもラーメン、お弁当、おにぎり…など、もしかしたら気づかないうちにここの高菜を食べたことあるかも?

そんな老舗が新たに生み出したお土産とは?

「高菜漬けを知ってほしい」3つのお土産に込めた想い

ポップなイラストが印象的なデザイン
のし袋をイメージし、手づくり感を大切に

「なにこれ?」
と思わず手に取りたくなるパッケージに、中にはオリジナルレシピまで。

これまで業務用商品を多く手がけてきたオギハラ食品。
スーパーでは家庭用商品を販売しているものの、高菜に馴染みのない人に魅力を伝える難しさを感じていました。

そんな新たな層に高菜の魅力を知ってもらうため、「思いが伝わるお土産」という切り口で再提案しようと開発したのが今回の商品「KIZAMI TAKANA」。
ラインナップは、明太子高菜|元祖三池ごま高菜|博多名物辛子高菜の3種類。

それぞれの味を紹介する前に、まずはこの高菜がどうやって作られているのか、特別に工場を見せてもらいましたよ♪

想像以上の手間ひま!工場見学で見えた、まっすぐな「高菜愛」

「お疲れ様です!!」
機械音に負けない声で挨拶する荻原社長と、元気に応えるスタッフたち。
そんな明るく活気のある工場を、社長に案内していただきました。

印象的だったのは、高菜とまっすぐに向き合う姿勢と、ほぼすべての工程に「人」が入っていること。

収穫した高菜はそのまま塩とウコンで漬け込まれるため、まだ土や貝殻、葉などが付着した状態。
だからこそ、洗浄工程は何よりも念入りに。
洗い場にはずらりと人が並び、目視で状態を確認しながら、手作業で異物を取り除いていきます。

手でふるったり、水流で流したり!根気がいる作業

機械洗浄後も、人の手で一つ一つ丁寧にチェック。

食感、味、見た目を左右する高菜のカット幅は、用途によってミリ単位で変更。
カットされた高菜は、細かい砂などを取り除くために再度洗浄した後、現場の責任者がその日の状態に合わせて味付けを決めていきます。

「明太子高菜は、あの釜で炒めるんです。博多の特注明太子を2種類配合してます」と社長。

ただ明太子が入っているだけでなく、しっかりと明太子を感じられる商品にするため、開発時にはなんと他社の明太子高菜33種を食べ比べて徹底研究。

そこで着目したのが「火入れ」。
卵皮の柔らかい明太子と硬い明太子を使い分けることで、柔らかいものは炒める際に潰れて全体に旨みが馴染み、硬いものはつぶつぶとした食感を残すという狙いがあるそう。

さらに、「鍋で焦げ付くかどうかという限界まで明太子を入れました」というほど、明太子の配合にもとことんこだわっています。
明太子の旨みとつぶつぶ食感をしっかり楽しめる、なんとも贅沢な一品に仕上がりました。

明太子“風”なんて生ぬるいことはしません

工場見学中、「これ、ちょっと食べてみて」と言われ、高菜漬けを一口。
じわじわくる唐辛子の辛みとシャキっとした食感に、思わず脳内で豚骨ラーメンにトッピングしちゃいました。笑

ちなみに、大牟田の「銀嶺ラーメン」でオギハラ食品の高菜を実際にいただけるそうですよ♪

袋詰めの直前まで目視確認を行い、熱湯消毒、X線検査を経て、最後は人の手で箱詰め。

機械に任せるところは機械に。
でも、人だからこそできる判断もある。

「高菜愛がないとできませんよ」
そうまっすぐに話す社長の言葉に納得の工場見学でした。

こうして出来上がった高菜を昼食に食べ、みんなで今日の仕上がりを確かめるというほっこりエピソードもごちそうさまでした♪

高菜をもっと広めたい!アツい想いの原点とは?

今でこそ「高菜を残す、継承していくことが使命」と語る荻原社長ですが、子どもの頃は、家族総出で行う高菜の漬け込み作業や、高菜漬け特有の匂いも好きではなかったといいます。

当初の第二工場

先代社長のお父様からも、斜陽の漬物産業を継ぐより東京で就職する方がいいかもしれないと言われ、東京で学生生活を送りながら就職活動をしていたそう。

そんな頃に開発されたのが、「元祖三池ごまたかな」。
今年で発売35年目を迎えるこのロングセラー商品の開発をきっかけに、会社の売り上げも伸びていきました。

「お前が生活をしていくだけの給料は払える。継ぐなら継いでもいいぞ」と、これまでにない神妙な顔つきに家業を継ぐことを決意。
「あれだけ嫌だと思っていたのに不思議と悩まなかった」と社長は当時を振り返ります。

入社後まずは、洗浄、炒め、梱包など、1年ほど現場を経験。
「小さくても一流の会社にしたい。高菜業界トップの会社にしたい」
という先代の言葉に共感し、その後は必死の思いで全国を駆け回り、営業活動に奔走しました。

親孝行がしたい。高菜業界の先頭を走る、一流企業にしたい。

工場での元気な挨拶や、高菜づくりに対するまっすぐな姿勢の原点は、ここにあるのかもしれません。

会社に根付く、老舗“らしくない”柔軟性とは?

高菜ひと筋110年の老舗。
こう聞くと何となくお堅いイメージを持ってしまいそうですが、「老舗だからこそ変わり続ける」という姿勢を大切にしています。

今回の「KIZAMI TAKANA」を開発する際、パッケージのデザインを担当した「&LOCALS」から最初に出たのが、「ブランド壊して良い?」という何とも強めなワード。

普通なら身構えてしまいそうな言葉ですが、「今の時代に求められているものを作るには、イメージをガラッと変えることも必要」と専務、当時の営業マネージャーと製造マネージャーが「OK」を出したそう。

「僕が不在の席で勝手にですよ(笑)」と話す社長の寛大さにびっくり!

トップがその場にいなくても、新しいことへの挑戦を「やってみよう」と判断できる柔軟性。
それは「伝統を守るために革新を続ける」という考え方が、会社の文化として根付いているからなのかもしれません。

高菜パークが完成予定!?ますます楽しみな高菜の未来

そんな革新的なオギハラ食品が現在進めているのが、新大牟田駅近くの新工場建設。
新たな試みとして、製造工程を見学できるデッキを作ったり、ショップで商品を購入できるように構想中なんですって!
さらに、併設する農場で高菜の収穫体験までできるというから、完成予定の2028年が待ちきれません♪

あなたならどう食べる?変幻自在の高菜漬け

最後に、社長と経営管理本部長にお気に入りの食べ方を教えてもらいました。
実は“マヨラー”だという社長は、ごま高菜にマヨネーズをかける食べ方がお好きだそう。
経営管理本部長も、明太子高菜×マヨネーズに、唐揚げをディップするのがオススメとのことで、やっちゃいましたよ〜!

マヨネーズに負けない明太子のコクがたまらんです♪

さらに、チーズや生クリームなどの乳製品とも相性がよく、高菜入りのポテトグラタンや、豚肉と合わせるのも◎

和・洋・中、どんな料理や食材にも合わせられる、高菜漬けの可能性は無限大!
公式ウェブサイトやInstagramでは、自由な発想で高菜を取り入れたオリジナルレシピが公開中なので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

まとめ

「老舗やのに柔軟でアグレッシブ」これが今回オギハラ食品を取材して感じたこと。
110年かけて培ってきた確かな技術力や、高菜へのこだわり。
仕事に対する誇りやプライドは守りながら、新しいことにもどんどん挑戦するまっすぐでアツい姿勢。
これがシンプルにめちゃくちゃカッコ良かった。
大牟田にこんな企業があるって知れて、勝手に誇らしくなってる自分がいます♪

高菜を残す=日本の伝統や文化を受け継いでいくこと。
一袋に込められたこの情熱、ぜひ手に取って感じてほしい!!

九州産高菜のみを使用!【KIZAMI TAKANA】シリーズ

左から明太子高菜|元祖三池ごま高菜|博多名物辛子高菜

★明太子高菜|明太子loverなら迷わずコレ!
辛くない!老若男女に愛される甘辛い味付けでごはんが進みますよ〜♪
追求したのは、圧倒的な「明太子」感。お箸が止まらない明太子高菜を目指しました。

★元祖三池ごま高菜|大牟田らしいものを選びたい人はコレ!
さっぱりと浅漬け感覚で楽しめる♪高菜漬けに胡麻をたっぷりとまぶした地元の食べ方に着想を得て生まれた商品。使用されているのは大牟田発祥とされる三池高菜で、まさに“大牟田ならでは”のひと品!

★博多名物辛子高菜|辛みやガツンとした味が好きならコレ!
旨みと辛さがクセになる!大牟田の「直球料理松田」の料理長が、出汁の使い方や五味のバランスを監修。3種の唐辛子×ごま油×秘伝のだし醤油が食欲をそそる!私はいつもおにぎりに混ぜ込んでます♪

購入できる場所

・大牟田観光プラザ、新大牟田駅観光プラザ
・&LOCALS(大濠公園、アクロス福岡店、いっぴん通り店)
・DOCOREふくおか商工会ショップ(博多マルイ2F)
・福岡空港(ANA FESTA福岡国内ロビー店)
・OMUTA SELECT(オンラインショップ)