実は、大牟田にはソウルフードと言える手軽なグルメがたくさん。
子どもの頃から家族と一緒に味わい、
馴染みの味や複数の店舗の味わいを時と場合に応じて楽しんでいるんです。
今回はそんなソウルフードの1つ「お好み焼き」のお店を3店舗ご紹介。
どっぷりとお好み焼き沼にハマること必至ですよ!
24インチのテレビサイズのお好み焼き!
「高専ダゴ 新みつや」
まずは、TVやネットなど様々な媒体で紹介され
県外からもファンが多い「高専ダゴ 新みつや 倉永店」さんへ。
「高専ダゴ」は、ココ大牟田市の倉永と荒尾市にメインの店舗が、
大牟田市の旭町と船津、玉名市に3つの姉妹店があります。
こちらの特徴は、何と言ってもその大きさ!
大きな鉄板いっぱいのお好み焼きが人気なんです。
早速、店長の西山さんに「スペシャル」に
大盛りのオプションを付けて焼いていただきます。
じゅじゅーっ!と音を立てて広げられるボウルいっぱいのタネ。
10分ほどすれば、こちらのお楽しみ「返し」の披露です!
よっ!
ベタンッ!という音とともに見事きれいに着地!
縦にひっくり返すバージョンもあるんです。スゴ技!
このサイズをひっくり返すの難しいのでは?との問いに、
西山さんは「もう慣れましたよ」との返答。
毎日150~200枚のお好み焼きが出るというから、
どれだけ地元の方に愛されているか分かりますね。
毎日焼いているけれど、都度美味しくなるように
心を込めて焼いていらっしゃるそうです。
特製のソースをたっぷり塗って、鰹節粉や青海苔をふって完成です!
この大きさのルーツは荒尾市の本店から。
昭和38年、創業者である初代店長が学生向けの食堂を作ったことから始まります。
付近にあった有明高専の生徒さんたちが色んな種類のお好み焼きを注文するため、「面倒くさい!」とまとめて焼いたのが発端だったのだとか。
なんとも豪快で面白いエピソードですね!
完成したサイズは縦30cm×横50cmほどのビッグサイズ!
前述した通り、24インチのテレビとほぼ同じサイズなんです。
これを3人ほどでシェアして食べますが、2人で食べきる学生さんもいるとか!
秘伝のタレは甘口と辛口の2種類。
お子さまを含めた家族連れも多くなったことから甘口を作ったのだそう。
ソースは20種類の調味料を半日大きな釜で炊き込むオリジナル。
創業者から現在のオーナーである北原さんが味を引き継ぎ、
3日間しか日持ちしないという秘伝のソースを作り続けています。
特徴は大きさだけではありません。
具材がたっぷり入ったお好み焼きに
トロッとまろやかなソースが癖になる、素朴で優しい味わい。
食べやすい1人前サイズや焼きそば(ガーリック焼きそばなど珍しいものも!)もあるので、ぜひ一度食べてみてくださいね。
「お好み焼き」と一言で言えども、
味わいもお店の趣きも、それぞれに異なる魅力があります。
大牟田市には他にもたくさんのお好み焼き屋があるので、
自分好みのお店を見つけてくださいね。