体験プログラム「刀のかけらを使ったペンダントづくり」を体験
JR大牟田駅前にある天然石・ハンドメイド雑貨と占いの店「Noir Parfum」で、「日本刀のかけらを使ったペンダントづくり」を体験してきました。
大牟田の刀剣文化をアクセサリーに
大牟田市は、平安時代後期から室町時代にかけて、刀剣製作が盛んな地域として知られています。特に「三池派」と呼ばれる刀工集団が活躍し、多くの名刀を生み出しました。その中心人物である初代・三池典太光世は、平安時代後期(承保年間・1074年頃)に筑後国三池(現在の大牟田市)で活動した名工です。
現在でも、大牟田市には四郎國光をはじめとする刀匠たちが在住し、伝統の技を継承しています。また、刀剣に関連したイベントや展示会も開催されており、多くの来場者を集めています。
店主のサカモトさんは、日本刀の製造過程で生じる「鉄肌(かなはだ)」を用いたお守り作りのワークショップに参加したことをきっかけに、アクセサリーの制作を考案しました。
鉄肌とは、鍛錬中に飛び散る玉鋼の欠片であり、発生する過程や部位によって形状が異なります。その中から厳選した鉄肌をアクセサリーに仕立てています。
実際に体験してみました
鉄肌をレジンでコーティングし、チャームとして仕上げることで、伝統的な素材に現代的なデザインを加えたアクセサリーを作っていきます。
1層目:全6種の鉄肌から選ぶ
まずは、6種類の鉄肌の中から、好みのものを選びます。
鉄肌はそれぞれ大きさや形状が異なり、1本の刀からごくわずかしか得られない貴重なものもあります。迷いながらも直感で選んでみました。
……結局、どれも魅力的で、すべて使うことにしました。
2層目:色付きのシェルと金粉で華やかに
自分のイメージに合わせて、色付きのシェルを配置していきます。さらに、店主こだわりの金粉を加えることで、華やかさがアップ。
3層目:最後のコーティングで仕上げ
最後に、レジンでコーティングを施し、表面を滑らかに仕上げて完成。美しく輝くペンダントができあがりました。
他にも魅力的な作品を紹介
鉄肌を用いて、木々や月などのデザインを描いたペンダントもありました。こだわり次第で、どこまでも奥深い作品づくりが楽しめます。
まとめ
刀剣文化が根強く残る大牟田だからこそできる「刀のかけらでペンダントづくり」を体験してみませんか?
大牟田市の刀剣・刀鍛冶の歴史を学び、実際にその文化を感じながら、思い出に残るアクセサリーを作ることができます。ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか?