三池港周辺
世界遺産
歴史・文化(史跡)
1908(明治41)年に開港した日本で唯一の閘門式ドックを持つ港。
2015(平成27)年には世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産に登録されました。
三池港築港以前は、大牟田川河口から小型船で口之津港(長崎県南島原市)や三角西港(熊本県宇城市)まで石炭を移送し、そこで大型船に積み替え海外に輸出していましたが、三池港の築港により、直接、三池港から海外へ石炭の輸出が可能となり、三池炭鉱躍進の一翼を担いました。遠浅で干満の差が大きい(最大6m)有明海で、渠内(ドック)の水位を一定に保つための閘門は現在も稼働しています。
多額の費用がかかる三池港の築港を、「石炭山の永久などということはありはせぬ。築港をやれば、そこにまた産業を興すことができる。築港をしておけば、いくらか100年の基礎になる」といって当時の三池炭鑛社事務長の團琢磨は決断したといわれています。
三池港を見渡すことができる展望所からは、ガイド付き(土日祝のみ)の見学がおすすめ。港の歴史や構造などについて詳しく知ることができますよ。
・主な見学場所
①三池港展望所【公開日:全日、土日祝はガイド対応あり(9:30~17:00)】
②長崎税関三池税関支署【公開日:全日、建物内は土日祝のみ公開、土日祝はガイド対応あり(9:30~17:00)】
③あいあい広場【公開日:全日】